7/21号

解答 3)

解法の要点

誤嚥予防をふまえた口腔機能と栄養に関する問題は,近年よく出題されています.
嚥下しにくい食品と嚥下しやすい食品の条件を,それぞれ確認しておきましょう.

解説

1)正しいです.嚥下障害では,程度や段階に応じて,ミキサーにかけたり,刻んだりしたものを市販のとろみ調整食品などを使用して「まとまり」や「滑らかさ」を加えて食形態を変更します.これらの食形態は,通常の食事とは外観や味,テクスチャーがかけ離れており,食欲の低下や栄養量の不足を引き起こします.また,食事時間の延長などにより低栄養を招くおそれもあります.

2)正しいです.「凝集性」とは,「まとまりやすさ」を意味するもので,食品の飲み込みやすさに関わります.なお,「嚥下調整食」は「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」(※)のなかで使用されている食事分類の名称です.
※日本摂食・嚥下リハビリテーション学会医療検討委員会「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013」
https://www.jsdr.or.jp/wp-content/uploads/file/doc/classification2013-manual.pdf (2017/07/21アクセス)

3)誤りです.咽頭期の機能に障害がある場合,咽頭反射が遅くなるため,水やお茶のようにサラサラしたものは嚥下のタイミングがずれやすく,誤嚥しやすいです.誤嚥を防ぐためには,まとまりやすく,ゆっくり滑るような食品または食形態を選択します.


今回のクイズの内容は,『QB2018』p.677~678でご確認いただけます.
嚥下のしやすさ・しにくさに関わる食品の特徴もまとめられていますので,チェックしておきましょう.

それではまた来週!素敵な週末をお過ごしください☆彡

KAZU ONITAMM